もしも、君と。
ベンチに座り、お決まりのガールズトーク。
特に何かをするわけではなく、
ケータイを片手に語る。
ただそれだけだけど、私達は楽しかった。
「あっ♪裕希君からメールだぁ♡」
裕希君とは、隣町の工業高校に通ってる、
亜弥の好きな人。
「まじ?いいなぁ~!
私は返事返って来ないよ~。」
「まだ授業中だしね♪
ちゃんと受けてるんじゃん?」
「そぉだよね~。ってか、お腹空いた!
私コンビニ行ってくる~♪」