お前だけが欲しくて
バタンッ
宮園は部屋の扉を乱暴に閉めた
その直後
バンっ
玄関の横の壁に所謂、壁ドンをされる
玄関でするのは嫌で、逃げようとするも、私の脚の間に宮園の脚を入れられて逃げられない
そうしているうちに、宮園がとても乱暴に舌を絡めてくる
「セン、パイ……やめ、てっ…」
乱暴なのに、嫌なのに、どうしても声が漏れそうになる
声は我慢できても、体から力が抜けていく
腰が引けてくるが私の腰を抱き寄せて、私に惚れてるかのようにキスをしてくる
とうとう腰が抜けてしまうが、宮園の脚が座り込む邪魔をする
スカートだから、腰が抜けて宮園の脚に邪魔されるとすごく恥ずかしくて宮園の舌に噛みついた
「ッ、!」
私から宮園が離れる
宮園が私に惚れてるのを確認できればよかった私は、部屋から逃げ出そうとする
直ぐに宮園に捕まって後ろから抱き締められる
「逃がすわけねぇだろ?
……お仕置き…してやるよ」
そう言った宮園の声があまりにも妖艶で、ゾクリとした