お前だけが欲しくて
凛は、昔よりも感じやすい体になっていた
腰の使い方もすげぇエロくて、気持ちが良くなっていた
それがあの男に仕込まれたんだと思うと、堪らなく悔しかった
そいつが、俺が知らない凛をたくさん知っている事が許せなかった
「あっ、んっ!絢斗!」
初めて聞いた凛の啼き声
すげぇ可愛いくて、エロくて、欲を掻き立てられる
でも、俺へは決して向けられることはないと思うと、涙が流れた
俺は抱き終わったあと凛を抱き締めた
凛に他の男がいるって知っても愛しくてどうしようもなくて
「凛……」
と名前を囁く
「絢斗、大好き」
そうすると凛はそう言って笑顔で抱きついてきた
その笑顔が無垢で可愛いらしくて、抱き付かれたことに胸を高鳴らせた
でも、凛が求めたのは俺じゃない違う男だった
その現実に絶望した