支配人との恋(仮)
「大丈夫大丈夫!
幸も花音ちゃんに会いたがってたから。」
颯太は横の女性に、新しいお酒を作りながら、ニヤリとした顔で答える。
あながち間違いではないから何もいえない。
それから、自己紹介してしばらく楽しむ。
「やっぱ浴衣はいいわねー。夏の風物詩ー!」
美奈子ちゃんはかなり酔っ払ってんな。
拓巳にもたれかかって、拓巳もまんざらでもなさそうな顔をしている。
さすがキャバ嬢、男の喜ぶことを熟知している。