ドクターと甘い恋
嶺菜に声をかけながら、的確に指示を出す。

少しすれば安定剤をもって、驚いた顔で処置室に入ってきた祐希。



「祐希、悪ぃちょっと嶺菜おさえてくれ!」


「わかった、嶺菜ちゃん大丈夫だから落ち着こうね」


「嶺菜、ちょっと注射するよ」


「やっ!やだ、やだ!離して!いやっ!」



発作も出てきてきついのに暴れ続ける嶺菜。

これじゃ、体力がもたなくなる。



「ごめんな〜ちょっとチクッとするよ」


「いやっ!いたいっ!!」



安定剤を打てば、少しして落ち着きを取り戻した嶺菜。


睡眠薬を点滴に繋げば、嶺菜はスースーと寝息を立てて寝始めた。



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