ドクターと甘い恋

*嶺菜side

「祐希せんせーぇっ。どうにかしてぇぇぇぇ」


「ははっ、ようやく気がついたんだ自分の気持ち」




祐希先生のところに来て、一通り話せば祐希先生にも「恋」だと言われ、ようやく認めることができた。


わたし、陽向先生のこと好きなんだ。

お医者さんなんて大嫌いなのに。




「聖夜先生に言われて、そうだなぁって。

でも、怖い」


「……なにが怖い?」



わたしの小さなつぶやきを祐希先生は聞き漏らさずに拾ってくれる。

あぁ、ほんとに隠せないな。


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