秘密の糸Season1㊤
その時


「朝からラブラブ登校ですかあ〜??」


後ろから声がした。


振り返るとニヤニヤしながら、舞由香が立っていた。


「舞由香!」


「はよ〜!っ、てあれ!!円花今日メイクしてる!?」


そう言って舞由香が、私の顔をマジマジと見た。


「あ、う、うん、ほ、ほら、
もう大学生だし、何もしないのはなーって。」 


「え〜怪しい〜何か妙に焦ってるし〜
けど今の円花、すんごいかわいい〜!キラキラしてる〜!」


「それはメイクでだよ。」


「違うよ!女の子は彼氏が出来たらかわいいって思われる為に、まず見た目から頑張るの!
髪型変えたり、今の円花みたいにメイクを始めたり、
そうやって自分磨きをするの!
で、知らないうちにそれが内面として出てくるの!
恋愛は、自分を変えてくれる最大のパワーだからね!」


【恋愛は、自分を変えてくれる最大のパワー】


その言葉が、ずっしりときた。


確かに私、晋ちゃんと昨日初めてデートをした時


【かわいい】って言って貰えたのが嬉しくて、


もっと【かわいい】って言って貰いたくて、


今日もメイクした…。


「とりあえず今日は、色々話聞くからね!行こ!」


「うん!」


そして私達は、ゼミに向かった。


ゼミに着くと、美菜と盟加が座っていた。


そして、私達に気づいた。


「おはよう、舞由香、円花」


美菜がそう言って、にっこり微笑んだ。


「おはーってあれ!?円花、メイクしてね?良いじゃん!」


盟加はそう言って、私のメイクに気づいた。


「あ、本当だ、かわいい。」


美菜がそう言って、私の顔を覗いた。


「だよね〜!だよね〜!!」


その時、舞由香の声が大きくなった。


「皆…。ありがとう…!!」


私は少し、照れくさかった。


だけど、褒められて嬉しかった。


そして講義を受け終わり、昼食の時間になった。


私達は、食堂に向かった。
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