秘密の糸Season1㊤
良くない。

そして今度は、あたしの下着に手を入れてきた。

グチュグチュ

「…もう濡れてんじゃん。」

…痛い。

それなのに反応するあたしの身体。


「スゲー昨日あんだけしたのにトロトロじゃん凛。」

「…」

「すぐ、挿れてやるから」

そう言って、自分のを持ち始め、

あたしのナカに挿れた。

「あっ…!」

痛い。

すごく痛い。

「すげーきつい…。凛もっと力抜けよ」

あたしは抜いてる。

拓也が下手なだけでしょ?


ギッ…ギッ…


痛い。

「やっ…。」

「お♪入ってきた♪」

「あっ…。や…っ」

こんなの苦痛でしかない。


拓也は今日もギシギシとベッドで激しく音を鳴らす。

「やっ…」

拓也のSEXは全然気持ちよくない…。


自分勝手だ。


「懍…俺もうイク…。」


そして勝手に自分だけイク。


だからあたしも演技だけする。


「あー…拓也!あたしも…」


そして喘ぎ声をひたすら出す。


そうすれば拓也が満足するから。

ドピュ


そして拓也の体液とあたしの体液は混ざった。

「ハアハア…。っ」

事が終わった後、拓也が口を開いた。


「凛…加えて。」

そしてあたしは噛みちぎる思いで拓也のを加える。


「っつ…!」


本当拓也は自分勝手。


事が終わったら、今度は絶対フェラをあたしにさせる。



「ハア…っハア…っ」


「あー…。やっぱ最高だな凛とのSEXは。俺、お前を一緒離さねーから。」


「…」

お願いだからあたしを解放して…?


「ハアハア…。」

拓也をイカせた後、あたしは、さっと着替える準備をする。


「ねえ、拓也…。そろそろ…。」


「あ?何だよ」


「ううん…。何もない。」


「お前は俺にとって最高の性欲処理だから な。俺、お前と別れる気なんてねーから。」な。
肉便器には持ってこいだわ」

「…そうだね」

「懍、好きだよ」

「あたしも好きだよ。拓也」

嫌いは好きの言い様って言葉がある。

本当は好きな癖にわざと嫌いって思わせる表現だ。

あたしにとって拓也に対する【好き】の意味は

…反対の意味だ。
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