この地球-セカイ君がすべて
私を抱きしめていた祐が、小刻みに震えだす。
だから私も、小さな子どもをいやすようにそっとぎゅっと抱きしめた。
私の知らない、弱い祐。
今までずっと隠してきただけだったんだ。
祐の本心を知らないで祐のことならなんでも知ってると自惚れてきた私は、ほんとなんてバカなんだろう。
「許してもらおうなんて思ってないけどさ…、せめて今日だけでも一緒にいて……?」
か細く、力のない声で祐がつぶやいた。
私は黙ってうなずく。
「…そういえば、ここって恋人の聖地なんだよね。そしたら、一緒にお願いごとしたら叶うかな…?」