この地球-セカイ君がすべて
「運命、かな」
雄斗くんは何に運命を感じてきたんだろう…。
でもその答えは、すぐ後に知ることになる。
ーガサガサ
「ちょっと渓くん!」
「ゆ、柚美ちゃん?!」
思いもかけないことに、私はすっとんきょうな声をあげた。
近くの茂みから、渓くんが出て来たんだ。
柚美ちゃんは止めに入ったみたいだけど、渓くんは聞かずにでてきたみたいだった。
「仁志 雄斗。いや、於島(おじま) 雄斗。お前は何者や…?」
「…なんか、見たことある顔だね」
雄斗くんは、渓くんを訝しんだ顔で見ながら、ちょかしたようにそう答えた。