湖都子のポエム8
関係をこわしたくなかったけど……

きっと……私次第……

あなたの優しさが……胸を苦しくする……
これ以上一緒にいたら……
なんか息苦しくて……
あなたといるだけで苦しくなる

一緒に話したり……普通のやりとり……
でも全部がきになってしまって……
色んな気持ち……
胸にくすぶってる気持ち……

でも……
この楽しい時間をこわしてまで
関係を変える必要ないよ……ね
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ヒロがマネージャーの子と2人でいるのを見たのは、私だけじゃなかったんだ。学校でも噂になっていた。

ヒロは、バイトが一緒でたまたま会って、一緒にバイトに行ったと話していた。

彩花と3人で話していた。でも、なんだか前とは違う。こんなに意識してるのは、私だけなの……

会わない日が続けば、想いは薄まっていくのかな?冷静にならなきゃ……

このままの関係を壊す必要ないよ……ね?でも、何もなかったように、自分の気持ちに嘘をつくのはやめよう

「ヒロ、もう付き合うのはやめよう。彼女のことを好きになったのなら、彼女とつきあえばいい。」
「何言ってんだよ。彼女は、ただのバイト仲間だよ。」
「私も、2人でいるのを見かけたけど、そうは見えなかった。別れを言えなかっただけなんでしょ。そんな優しさはいらない。」

2人のやりとりを見ていた彩花……
「彩花、行こう。」
「う……うん。でも、いいの?」
「うん。決めたのは私……だから……」

そこへ、彼女がやってきた。
「やっと別れてくれたんだ。これで堂々とつきあえるね。弘人。」
「お前……何言ってんだよ。俺は奈緖と別れたりしない」

彩花と2人で歩き出した。
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