湖都子のポエム8

キミへの気持は薄れない


昔から鈍くて……
オレの気持ちに気づかない

オレはキミが好き
キミがそばにいなきゃダメなんだ

キミへの気持は薄れない
どうにもならないくらいキミが好き
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うちの親と奈緖の母親が友達だった。生まれた時から一緒にいたね。俺の親は仕事が忙しくて、自分の家にいるより、奈緖の家にいることが多かった。玲於兄と3人でよく遊んだね。

早く俺の気持ちに気づけよ。早く俺を意識しろよ……

奈緖とずっと一緒にいたくて、同じ高校にきた。だけど違うクラスだった。それでも、今までの関係は続くと信じていたんだ。

奈緖と話さなくなった。なんで……奈緖不足で死にそう……

そんな中、同じクラスの子に告白された
「弘人くん、いいじゃん……私と付き合おうよ」
「俺、好きな人いるから……」

告白されてるのを奈緖が見ていたなんて気づいてなかった。ますます離れていく奈緖……

俺はどうしたらいいんだよ……

モテたって何の意味もない。一番好かれたい人に振り向いてもらえなかったら、全然意味ないのに……

奈緖のこと、今も好き。どうにもならないくらい好き。奈緖への想いは薄れない。

奈緖がいなくなってから、つまらない。半身がなくなっちゃったみたいで、ぽっかり胸に穴があいたような……胸の奥がチリチリと焼け付くようだった。胸が張り裂けそう……

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