湖都子のポエム8
幸せな恋……だけど、終わりを迎えた
幸せに浸っていた

ふと不安がよぎる

好きだけど
不釣り合いすぎて
不安がふくらんでしまう

夢見てた恋は……もっと……
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毎日のように、彩花とヒロが話してるのを見ている奈緖

ヤキモチ妬いちゃいそう……だけど、めんどくさい女って思われたくなくて、何も言えなかった。かっこよくて、モテモテのヒロ。付き合えて有頂天だった。そのうち、飽きられるんじゃないかって、不安でたまらない。

彩花は中学からの友達。私が何も言わなければ、この関係は守れると思っていた。

だけど、昼休みに梨華ちゃんに呼び出された。
「もう彩花ちゃんと、弘人きんのこと気づいてるんでしょ?誰が見ても彩花ちゃんとの方が似合ってる。マネージャーだって、図書委員の時には休むし……もうみんなに迷惑かけるのやめてくれない?」
「迷惑……って、ヒロとは付き合ってるし、彩花は友達だから……」
「なんでわかんないの?友達だから、2人は何も言えないんでしょ……」

恋って、もっと甘いものを想像していた。だけど、前の恋も、今の恋も……甘くはなかった。

放課後、顧問の先生に話して、マネージャーを辞めた。

夜、ヒロから電話がきた。これから話そう……って。

隣のヒロの家に行く。昔のままのまぶしい笑顔……
「急にマネージャーをやめるなんて、なんかあった?」
「図書委員もあるし、彩花もマネージャーになったから……」
「だったら、一言相談してくれても……」
少しはきにかけてくれてる?
「ヒロ、彩花のこと……好き?」
「ん?好きだよ。」
「そっかー。それなら、彩花と付き合えばいいと思う。もう私達……無理だね……」
「何言ってんだよ。彩花とはそんなんじゃ……」
「もう……いいの……じゃーね。」

ヒロの家から帰った。わかってたけど、辛いな……

家に帰ると、携帯が光ってた。彩花からだった。大切な友達だった。でも、もう今は友達でいるの辛いよ。

メールで、ヒロと別れたことと、彩花と友達でいるのが辛いってことを伝えた。

美月ちゃんからも連絡がきて、ヒロと別れたことを話した。
「奈緖ちゃんって、男運ないよね。マルも、ヒロも……バカヤローだよ。」
「うん、私もそう思う……美月ちゃんたちみたいな恋がしたかった……な。」
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