湖都子のポエム8
諦められない想い……願ったのはひとつだけ

彼女を失ってから願ったのはたったひとつだけ
俺はお前といたいんだ

彼女がいなければ意味がない

忘れようとして心についた傷
癒えることはなく
心は血を流し続ける

諦めようと思っても
諦められなかった

諦めれば楽になれる
だけど諦めなければ
これからいくらでも時間があるから
一歩ずつ前に進もう
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友達としてやり直そう……だけど、奈緖から話しかけてくることはなくなっていた。俺が話しかけても、挨拶程度で……

話したいよ。話したくて死にそう。今すぐ話したいよ。一人きりだと、時間が過ぎていくのが長すぎた。

大好きな奈緖は、そんなに俺のことを好きじゃないのかもしれない。考えただけで胃が痛くなる。

奈緖は毎日楽しそうに笑っていて、他の男と話してる。あの男の目が語ってる。奈緖のことを好きだって……中学の時も、奈緖を好きなヤツは結構いた。奈緖は全然気づいてなかったけど……でも、俺が奈緖の隣にいたから、奈緖に告ってくるヤツはいなかった……

奈緖から離れた今……どうしても、もう一度奈緖と付き合いたかった。なりふりなんかかまってられなかった。

奈緖の気持ちがどうだって、俺の気持ちは変わらない。片想い同然でもかまわない。俺が奈緖を大好きなんだから……俺はこれからも奈緖といたい。

奈緖の手を強引につかんで連れ出した。もう一度告白した。

奈緖は、自分のことをかわいくない……もてない……って思ってるけど、絶対にかわいい。でも、俺だけが知ってればいい。俺だけが……

奈緖が「う……うん」って言ってくれた。

何があっても、もう絶対に別れないから……離れるなんて絶対に無理。奈緖がいない毎日なんて考えられないんだよ。ずっと一緒にいてくれなきゃ……何よりも誰よりも愛おしくて……


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