傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

-2-



遠足当日。

あたしたちは近くの河原へ向かっている。

2学年全員、約300人と先生が
ぞろぞろと道を歩く。

「晴れてよかったねー!」

「俺、晴れ男だから!」

「確かに、キノがいると
雨降る気がしないよね(笑)」

こんな会話をあたしは笑いながら
聞いている。



「ん?」


左横を歩く朱理が
あたしの脇をツンツンと突っついた。
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