フレーム





「なんか喋っとく?」




私の方を振り向いて、

そう小声で言う太一君。


慌てて、首を横にふると




「いや、これ自分の自己紹介だから

自分で喋っていただかないと?」


「さ、桜田先輩……」




そう、私がいる太一君の後ろに

桜田先輩が爽やかな笑顔で

覗き込んでくる。


さ、爽やかなのに

言ってることが…

全然爽やかじゃない!





< 212 / 509 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop