フレーム





!!



後ろを振り向くと、

そこにいたのは、

初戦相手校のセッター。

朝、私の方を見て笑ってた人…。



私のこと知ってる人、なのかな?




「カメラマンもやって、マネージャーもやってるんだ?凄いね。

僕、あなたのファンなんだ。」




そう、ニコッと微笑む彼。


ありがとうございます。


そう言いたかったけど、

うまく声が出て来ないため、

軽く会釈をしてみんなのところに戻ろうとすると、



グイッ



腕を引っ張られ、

細い通路の壁に

無理矢理押しつけられたんだ。




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