新撰組
第1章

美味しい団子を頬張りましょう

「一人で花見って寂しいんだよ?総くんがいたら楽しかっただろうに」

ぶー、とふてくされながら、さっき買ってきた和菓子の中から、色鮮やかな三色だんごを取り出し、口いっぱい頬張る。

「お前な、総くんっていうのやめろよ。馴れ馴れしい。だいたい俺ら、これで会うの二回目だぞ」

そんな事は分かってるよ

けど偶然に同じ店で、同じ買い物を二回続けて同時にするって運命って思わない?

女子はそういうのに弱いんだからね

「だいたい、お前は俺のこと総くんって言うけどよ、俺はお前の名前知らないたぞ」

いてっ

もう、でこピンしなくてもいいのに…

「そうだったね。私の名前はねぇ…紅(くれない)そう!紅ちゃんって呼んで」
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