愛しの許嫁~御曹司の花嫁になります~
「言っただろ、俺は茜ちゃんを溺愛してやまないんだ……」

 その言葉に、私の全ては甘く蕩けてしまい、鷹野部長の溺愛に溺れる感覚に恍惚となった。

「鷹野部長、私、しつこいですよ?」

「ああ」

「ウジウジしてるし、すぐ泣くし」

「ああ、わかってるよ。それが俺が好きな茜ちゃんだから」

 いままでずっと闇の中でひとりだと思っていた。けれど、ようやく、そんな私を愛してくれる幸せの海原に飛び込むことができた。

 鷹野部長の溺愛という海に……。
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