眠り姫の憂鬱
「社長室にお茶を3つお願いします。」と宮崎さんに言われ、席を立つ。
めずらしい。
いつもは、宮崎さんがお茶を運ぶのに…
私が少し緊張したドアをノックすると、
「どうぞ」と
「失礼いたします」とドアを入ると、ソファセットに60代くらいの男性と20代の男性のお客様だ。仕立ての良いスーツが似合う、ビジネスマン。
ソファの前でお辞儀をし、そっとテーブルにお茶を置いていると、
「君が将吾くんの婚約者?
君って受付にいたよね。
ああ、だから僕の誘いを断ったんだ」と20代の男性に手首を掴まれて、顔を覗きこまれる。
「あ、あの…」
「こら、失礼な真似はやめなさい。」と隣の年上の男性が注意しているけど、
「なんで将吾くんは良くて、僕は断られたんだろう?」 と言って私の手首を掴んだまま、立ち上がる。
なに?
「あ、あの」
その時、バン!と社長室のドアが開き、
ショウゴさんが私の腕を掴んだ手を叩き落とした。
めずらしい。
いつもは、宮崎さんがお茶を運ぶのに…
私が少し緊張したドアをノックすると、
「どうぞ」と
「失礼いたします」とドアを入ると、ソファセットに60代くらいの男性と20代の男性のお客様だ。仕立ての良いスーツが似合う、ビジネスマン。
ソファの前でお辞儀をし、そっとテーブルにお茶を置いていると、
「君が将吾くんの婚約者?
君って受付にいたよね。
ああ、だから僕の誘いを断ったんだ」と20代の男性に手首を掴まれて、顔を覗きこまれる。
「あ、あの…」
「こら、失礼な真似はやめなさい。」と隣の年上の男性が注意しているけど、
「なんで将吾くんは良くて、僕は断られたんだろう?」 と言って私の手首を掴んだまま、立ち上がる。
なに?
「あ、あの」
その時、バン!と社長室のドアが開き、
ショウゴさんが私の腕を掴んだ手を叩き落とした。