眠り姫の憂鬱
副社長室に入ってドアを閉めると
「大丈夫だったか?美月」と私を深く抱きしめる。
「…ありがとうございました。大丈夫です」と恥ずかしくなって俯くと
「悪かった。こんな思いをさせるために秘書室で働かせているんじゃないのに…」とショウゴさんは深くため息をつく。
「ショウゴさんいれば、大丈夫です。」というと、
「そうか」と私の瞳を覗いて、くちづけをした。
えーと、
ここは会社ですけど…
「将吾、あいつら帰ったよ。」とノックの音がする。
「あと、5分」とショウゴさんは言って、また、私の唇を塞ぐ。
「あほ。」と呆れた声がして、遠藤さんの立ち去る足音がした。
私が「失礼しました」と少し髪を直して副社長を出ようとドアを開けると、
中野さんがドアの外にいた。
「少しよろしいですか?」と微笑む。
…いつからここにいたのかな?
思わず、顔が赤くなる。
また、副社長室に逆戻りだ。
「社長が美月さんに申し訳なかったと…堅物の将吾さんの婚約者をみたいと言われて
きっと、社長は美月さんを自慢したかったんでしょうけれど…
あの男の息子がヤンチャだと、聞いていましたが
受付にいた時も、美月さんに目を付けていたとは知らなくて…」
「そうなのか!?美月?」とショウゴさんは顔をしかめる。
「…」…もちろん…おぼえていませんが
「一生、思い出すんじゃない」とポンポンと私の頭を撫でて、中野さんに向き直り、
「美月は僕のアシスタントです。社長室に呼びつけないよう、社長に言っておいてください。」と真面目な顔を見せた。
まあ、その後、ショウゴさんの外出の時に限って中野さんが私にお茶を出すよう言ってきた。
どうしても、社長は息子の婚約者をお客様に見せたいようなのだ…
ショウゴさんは帰ると、社長室に言って文句を言っているようだけど…
「若造には会わせていない。」と言って
社長は気にせず、機嫌の良い顔で、私をお客様に紹介している様子だ。
「大丈夫だったか?美月」と私を深く抱きしめる。
「…ありがとうございました。大丈夫です」と恥ずかしくなって俯くと
「悪かった。こんな思いをさせるために秘書室で働かせているんじゃないのに…」とショウゴさんは深くため息をつく。
「ショウゴさんいれば、大丈夫です。」というと、
「そうか」と私の瞳を覗いて、くちづけをした。
えーと、
ここは会社ですけど…
「将吾、あいつら帰ったよ。」とノックの音がする。
「あと、5分」とショウゴさんは言って、また、私の唇を塞ぐ。
「あほ。」と呆れた声がして、遠藤さんの立ち去る足音がした。
私が「失礼しました」と少し髪を直して副社長を出ようとドアを開けると、
中野さんがドアの外にいた。
「少しよろしいですか?」と微笑む。
…いつからここにいたのかな?
思わず、顔が赤くなる。
また、副社長室に逆戻りだ。
「社長が美月さんに申し訳なかったと…堅物の将吾さんの婚約者をみたいと言われて
きっと、社長は美月さんを自慢したかったんでしょうけれど…
あの男の息子がヤンチャだと、聞いていましたが
受付にいた時も、美月さんに目を付けていたとは知らなくて…」
「そうなのか!?美月?」とショウゴさんは顔をしかめる。
「…」…もちろん…おぼえていませんが
「一生、思い出すんじゃない」とポンポンと私の頭を撫でて、中野さんに向き直り、
「美月は僕のアシスタントです。社長室に呼びつけないよう、社長に言っておいてください。」と真面目な顔を見せた。
まあ、その後、ショウゴさんの外出の時に限って中野さんが私にお茶を出すよう言ってきた。
どうしても、社長は息子の婚約者をお客様に見せたいようなのだ…
ショウゴさんは帰ると、社長室に言って文句を言っているようだけど…
「若造には会わせていない。」と言って
社長は気にせず、機嫌の良い顔で、私をお客様に紹介している様子だ。