僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~
「薫くん…?」
急に近づいた距離に驚いていると、
薫くんがゆっくりと私の頬に右手を添えた。
「…っ、か、薫くん…?」
薫くんの手が触れている所から、じわじわと体温が上がって広がっていく。
そして、真剣な顔の薫くんが口を開く。
「ひまりは、可愛い女の子だよ。
今だって…僕の手が触れただけでそんな風に
頬を赤くする。
…僕にとって、ひまりは誰よりも可愛い女の子だ」
「……っ」
最近ずっと、可愛い薫くんしか見てなかったけど…。