僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~
「ひまり…?」
私は、気づいたら薫くんの手に自分の手を重ねていた。
そして、ゆっくりと目を閉じる。
真剣な顔で、私が嬉しくなるような言葉を言ってくれる…。
こんなにカッコいい男の子、薫くんしかいないよ……。
…私、薫くんが好き。
自分の想いを自覚して目を開くと、不思議そうな顔でこっちを見る薫くん。
そんな薫くんに、私は自然と笑顔が溢れ出た。
「ありがとう、薫くん」