僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~
そこまで言うと、アキは肩で息をして大きく息を吸い込んだ。
「あ、アキ……」
あまりの勢いに、私は呆然とするしかなかった。
そんな私を見ると、アキは私に抱きついてきた。
「…ひまりは木伏に釣り合う人間じゃない、なんて、誰が言った」
「……え?」
「私は木伏のことは、よく知らない。
でも、ひまりのことなら、誰よりも知ってる。
人一倍行動力があって、人一倍責任感があって、自分のことよりも他人を心配する。
…何事にも一生懸命で、お人好しな優しいやつ。
そんな、私の自慢の親友のどこが、
木伏に釣り合わないなんて言うんだ」
「……っ!」
アキのその言葉に、私は気づいたら涙を流していた。