僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~


一瞬、思考が停止する。


『僕も、そう思ってたところ』


今の、声……。


6ヵ月ぶりに聞く、その声に、
また涙が溢れ出る。


私は、私を抱く大きな手に、自分の手を重ねた。


この手、懐かしい……。


「か、おるくんっ……」


「……うん」


震える声で名前を呼べば、
大好きな彼の声が降ってくる。


私はゆっくりと、後ろを振り返った。

< 54 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop