僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~
「……久しぶり、ひまり」
「薫くん……」
目の前に映ったのは、私がずっと、
探していた人。
次の瞬間、私は椅子から立ち上がって、
彼に抱きついていた。
「薫くんっ…、薫くん!!」
「……うん」
薫くんは、抱きつく私の背中にそっと、
腕を回してくれる。
その優しさに、私はまた涙が溢れ出る。
「薫くんっ…、ごめんね、ごめんね…!!
あの日、私は薫くんに釣り合わない、なんて、勝手に自分で思って、避け続けてっ…!
本当は…、ずっと話したかった!!
ごめん、ごめんねっ……!」
「……うん」
私が謝っている間、薫くんは何も言わずに、
ただ優しく、
私の頭を撫でてくれた────。