僕の天使 ~君が教えてくれた恋心~


────────


「ん……」


あれ、私…、そうだ。
勉強が一区切りついて、眠くなって寝てたんだ…。


そのままの体勢で、私は腕の時計を見る。


あ、もうお昼の時間過ぎてる…。
いつもみたいにお弁当持ってきたけど、どうしよう…。


ゆっくりと体を起こすと、開けた視界の中に赤色のネクタイが映った。


え……。


゙ばっ゙と、顔を上げて前を見れば、

「あ、起きた?」


ニッコリと微笑む男子がいた。

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