君と見上げた空はもう一度
「ありがとね。あんたの中学今日体育祭?」
「そうだよ。姉ちゃんの高校は?」
「私は一週間後。ごちそうさま。」
台所に洗い物を置いといてアイスティーを飲んでいると悠太が私の分まで洗ってくれる。
「ありがとね。自分でやるよ?」
「ついでだからいいんだよ。先行きな?」
悠太の頭を撫でで学校へ向かう。
いい弟を持ったと思う。
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