暗闇の中の少女
『あとさ……記憶の事なんだけど…私…全部思い出したの……。』



「……え…っ?」



驚いたように目を見開いている時雨



さっきからこの表情が多い



『だけどね、思い出した記憶は、裏切りっていう辛い記憶だけじゃなかった。ちゃんと楽しい記憶もあったの。だからさ、時雨、もう謝らないで?私は十分白龍っていう族に居られて楽しかったから…』



「……ごめんな……」



『もう。だから謝らないでって…』



「…そう言ってくれてありがとう」



『うん!』



久しぶりに白龍のメンバーの誰かと話して自然な笑顔ができたなと思った


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