残念イケメンな立花君と残念美女な小林さん(休止中)
『あ、ああ…。』


(…あれは確かにな。俺も遠くで見てて、思った。)

ちなみに俺は大体、立花の斜めにいる。

ま、おもしろいから助けないけど♪

「え、ひどいんじゃないかって?やだなあー皆さん、友達だから見守るのも大事じゃないですかー続きをどうぞ★」

『何であんな…怖いんだよ女子って…。
順番ぐらい待てよ…。
俺は…アイドルじゃないんだよ…。
学校は、握手会かよ…。』

「怖いってねー…女子に失礼だと思いません?女子の皆さん。
あ、俺はいつでも大歓迎ですよ!

詳しくはこちら!

080-4432…

soma.tonikakukanojohoshii@domocoまで!」

(シャッターが閉まる音)

「待って!閉めないで!仕切り直しますから!…ふう。では続きをどうぞ…。」


『でも皆、お前の為にお菓子作ったり待ってくれたりしてくれてんだろ?
ありがてえじゃん。』

『ありがたくねえわ!
お前には分かるか…!?
俺は女子を見るだけで、動機と息切れがするんだよ!』

『あ、ああ…悪い…。』

(そうだった…こいつ、女子を見たら動機と息切れするんだった。何か女子がかわいいそう…。)

『もう嫌だよ…これだから《3次元》は苦手なんだ…。』

(ん?3次元?) 

俺はその時少し、そこが引っかかった。


『王子も大変だな〜!』

「お前、一言だと思って…。」

「そんな事ねえよ?」

「…嘘だな。」

「つか、お前もよく続けられるなー…、俺ムリだわ…。」

「だってよ…女子の皆が俺を王子、王子って呼ぶから…。
俺もなりきらなきゃって思って…。
大体、王子って何だよ…。
俺は王冠もつけてないし、ただの純粋な日本人なのに…」

(…ツッコミどころはそこじゃないと思うぞ、立花。)

「この際、もう誰かと付き合えよ!…いつまでもそうゆう訳には行かねえだろ?」

「ヤダ…。、オンナノココワイ…。」

(動揺してカタカナになってる…。)

その時、俺は一つ疑問があった。
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