「先輩、甘えるってなんですか?」
私の声に答えることなく実乃里が階段を降りていった。




別に2人のことを見てくれるのは嬉しいんだけど、勉強いいのかな?




でもやっぱり実乃里には文系科目長時間やるのはキツイのかなー。




「やっぱりちゃんと教えてあげた方がいいのかな?実乃里に。」




実乃里のノートを見ながら呟くと、鳳駕が私の前に座った。





「いや、あいつはやるときやるやつだよ。沙代がそこまで心配しなくても大丈夫。だから、自分のことに集中していいからな?」




「・・・・うん。分かった。」




私はノートを閉じて、参考書を読み始めた。




鳳駕は今から休憩するのか、カフェオレを飲んでいる。




「沙代。」




「ん?」




「家の中、いつも通りか?変わったことないか?」




「うん。いつも通り、喧嘩だよ。」




「そうか。・・・・・千裕と公も大丈夫か?」




「うん。私が見せないようにしてる。」




参考書から目を離さずに答える。



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