「先輩、甘えるってなんですか?」
テスト終わりに早々遊びに行く私たち。



千裕と公が帰ってくるまでの間、私達はカフェに行くことにした。




ここはお気に入りのお店でとにかくアイスが美味しい!!




私は抹茶で、実乃里がマンゴー。




「「いただきまーす!!」」



スプーンで掬って口に入れる。




抹茶が口いっぱいに広がって美味しい!!





「いつものこれだよねー!美味しい!!」





「だね!!・・・・・ん?あれ?もしかして、お兄ちゃん?」




実乃里が窓を指さす。




その先には確かに鳳駕。




と、・・・・・・・女の人?




「あの人ってさ、いっつもお兄ちゃんの隣にいる人だよね?」




「うん。多分。」




「いっつも睨んできて嫌だなー。私は。お兄ちゃんはどうなんだろ?」




「鳳駕モテるし、いいんじゃない?睨んくるけど、美人だし。」




見ていると女の人が鳳駕の肩に手を置いた。




鳳駕は普通に笑っている。




けど、




「「あれって嘘笑い。」」




実乃里の声とハモった。




そして次の瞬間、噴き出した。




「あははっ!!ハモった!!びっくりしたー!!」




「私もびっくりしたよ!!でも実乃里も気づいた?」



< 30 / 191 >

この作品をシェア

pagetop