君が少し気になる



背中に声をかけられた。



今度は立場が逆転してた。


前田くんの前が
私になった。



神様のいたずらかと思った。




嬉しいとも思ったけど

辛いとも思った。






「前田くん

よろしくね」


「よろしくね麻生」





ああその目が

その表情が

また、私に向けられる日が来るなんて。




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