愛があればなんとやら
〜回想〜

中3の時優梨には幼馴染み兼恋人の

横田 悠(よこた ゆう)がいた。

卒業式に悠に呼び出されている、優梨。

「優梨!」

「あ、悠!どーしたの?」

「話があって…」

「なに?話って。」

「その、別に好きな人ができた。
俺さ、勘違いしてたみたいで!
いつも一緒にいたから優梨のこと
好きなんじゃないかなー?みたいな?
幼なじみとしての好きだったんだよな。
ごめん。」

悠が早口になって言葉が増えるのは

許して欲しい時のいつもの癖だ。

「あ…うん、私もそんな気してたから
謝らなくていいよ!」

「お!そか!
じゃあこれからは友達ってことで!」

「うん!またねー」

と、笑顔で別れた2人だったが…

「私は本気だったのにな…」

とひとり涙を流す優梨であった。

〜回想終了〜
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