1日10分、俺とハグをしよう
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「うー…痛い…」
ボールが当たったところをおさえながら、
授業中の廊下を歩く
『今すぐ!冷やしてきな!?』
倒れた私にすごい勢いで麻美がそう言うから
ここまで来たけど…
保健室の前に立って、ため息をついた
ガラッ____
「わっ、」
いきなり開いた扉に、目をパチクリ…
な、なんでこんなところにいるの?
「さ、佐藤さん?」
会うのは体育祭ぶり、だよね?
思い浮かぶのは騎馬戦でのこと。
痛い思いしたけど、アレはアレでいい思い出かもしれない
「なっ…早乙女さ…!?」
「え、なに?」
どうしてそんなビックリしたような顔…