1日10分、俺とハグをしよう
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「うわーっ…さっきより降ってるし!」
反省会が終わって、志摩くんと2人で昇降口で空を見上げた
駅まで10分くらいだから、走ればなんとかなる…かな?
「志摩くんはなんで傘持ってきてんの?裏切り者!」
「えー…天気予報ぐらい見るでしょ」
迷惑そうに眉を寄せる志摩くん
文化祭の時、泣き止むまで一緒にいてくれた志摩くんは、
いつもと変わらずに接してくれる
でも多分、気にかけてくれてると思うから、
もう心配させるようなことはしない。うん。
「それじゃ、私は走って駅まで行くから!」
「はぁ?」
「えっ…な、何、急に…」
盛大にため息をつく志摩くんに目をパチクリとさせる