人間複製機
☆☆☆
翌日、弘樹が言っていた通りぬいぐるみを持って来た。
それはナオの鞄についていたのと全く同じタイプのぬいぐるみで、あたしは手を伸ばしそうになってしまった。
ダメダメ。
ここで手を出したら我慢ができない奴だと思われてしまう。
弘樹の妹はまだ幼稚園なんだ。
そんな幼い子からぬいぐるみを奪うなんて、絶対にしちゃいけない。
自分自身にそう言い聞かせてあたしは「いらない」と、そっぽを向いた。
本当は欲しい。
喉から手が出るくらい欲しい。
1度欲しいと思ったら止まらない。
翌日、弘樹が言っていた通りぬいぐるみを持って来た。
それはナオの鞄についていたのと全く同じタイプのぬいぐるみで、あたしは手を伸ばしそうになってしまった。
ダメダメ。
ここで手を出したら我慢ができない奴だと思われてしまう。
弘樹の妹はまだ幼稚園なんだ。
そんな幼い子からぬいぐるみを奪うなんて、絶対にしちゃいけない。
自分自身にそう言い聞かせてあたしは「いらない」と、そっぽを向いた。
本当は欲しい。
喉から手が出るくらい欲しい。
1度欲しいと思ったら止まらない。