ピーターパンシンドローム

Fernweh

『Fernweh』


広げてみた世界地図
適当に指を差して君と交わした
いつまでも二人きり
ここに居られたら
なんてもしもの話

焦がすような日差しよりも
曇ってる方がいい
凍えるような寒さでもいい

誰も知らない夜の空想
垂れ流しては溜め息を吐く

さよならも言えないで押し寄せた雲
開いた傷口
その隙間から

叩くように
打ち鳴らすように
雨が降って

逃げ道も無くて川になった

溢れ出した僕らの夢は
示し合わせてた爪先に
いつの日かきっと降り注ぐから

何処へ行こうか

その日が来るまで

何をしようか

君に逢うまで
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