失恋の傷には媚薬を



「堅っ苦しいな、今日は上司と部下じゃなく、恋人としてだろ?敬語、禁止だぞ」



「え、えっ?でも、部長っ、、、あっ」



すみません、と頭を下げてしまう
上司と部下じゃないと言われ
即座に部長と呼んでしまった



ぷっ、と笑い出し
徐々にだ、と
私の頭をポン、と撫でてくれた

それがどれほど恥ずかしいか…



走り始めた車は目的地へと向かう
日曜日に出かける話は
私の頭の中から抜けていた
部長の告白にあまりにも驚きすぎて
耳に入ってこなかったのだ

忘れていた私に
明日、何時にする?と
部長が聞いてきたことでわかったのだ


そこから大慌てだった私は
昨日の晩御飯もろくな食べず
今日を迎えていた


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