同期のあいつと私の家族

「起きたのか?」

誰かが部屋の中に入ってきた。

「気分はどう?」

「須佐?」

「そう。須佐です。」

「ここどこ?」

「俺の家。」

「.......」


なんでよ。

「なんでと思ってるだろ。」

「うん。」

「ちゃんと家まで送ったよ。」

送ったならどうしてここにいるのよ。


「送ったけど、疾風に追い返された。」

疾風に!?


「なんでよ!?」

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