同期のあいつと私の家族

言い合いは続くけど、須佐の駄々っ子屁理屈発動で埒が明かない。

「わかったわよ。」

結局言い合いの末折れたのは私だった。

須佐の顔はとても嬉しそう。


「はい。」

おかゆをスプーンですくって須佐の口に持っていく。

パクっとおかゆを口に入れる。


「おいしい?」

「おいしい。」

それはよかった。

「はい。」

一口目を食べたのを確認して次のおかゆを食べさせようとした時、

「冷まして。」

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