* switch *
俺は今日 二人を送って家に帰るつもりだったが 月夢ちゃんの事が気になって 今日も弓弦ん家に泊まる事にした。

帰りにスーパーに寄り 夕食の材料と酒を買う為に車を停める。

カートを引いて買い物していると、月夢ちゃんが ちょっと離れた隙に 知らない男に声を掛けられていた。

俺は急いで 彼女の側に行き、彼氏の振りをする。

「ねぇ月夢 これで良かった?お前これ好きだろ?」

「///うん、大好き!」

ドキッ…大好きって///

「チッ。何だよ 男連れかよ…」

知らない男は 月夢ちゃんから離れて行く…

「月夢、大丈夫か?」

お兄ちゃんが焦って駆け寄って来た。

「お兄ちゃん、翔君が助けてくれたの…翔君ありがとう!彼氏の振りしてくれたんでしょ?」

「ああ 月夢ちゃん絡まれてたからね。」

「お兄ちゃん、私昼間に初めてナンパされたの…嫌だったけど、女の子認定されたみたいで 嬉しかったの…」

「バカっ、危ないだろ?変な輩に目を付けられない様にしなきゃだめだ…月夢スッゴク可愛いから連れ去られてしまうぞ…」

「わかった…スッゴク可愛いのは わかんないけど…お兄ちゃんこれからは 気を付けるよ…」

月夢ちゃんが可愛く変身した結果 これから厄介事が増える事に 彼女は気が付いてないだろうと思った…



< 17 / 228 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop