* switch *
夕方 定時前には何とか体調も戻り 席に戻る。

「朝倉顔色やっぱ悪いな…今日は誰か迎えに来るの?」

「///今日はね 兄が来てくれるんだ…」

「ハハ…朝倉今日はお兄さんなんだ…しかもお兄さんの事 ものスゴく好きでしょ?」

「そうなの。兄は凄くって 家事は完璧で料理はねプロ並み。私は全然出来ないけど…」

「あ~出来る人が側にいると ダメ人間が出来るって…」

「志木君って 何気に酷いよね…。そんな毒ばかり吐いてると 嫌われちゃうんだからね…」

「///え~嫌いにならないで…お願い。」

「フフ…嫌いにならないよ…」

クスクス笑っていると 黙り込む志木君。

「///朝倉黙って…俺胸が苦しい…」

「えっどうしたの志木君?体調悪くなっちゃった?医務室に連れて行こうか?」

「///優しくしないで…ヤバいから。」

「志木君 独り暮らし?誰か看病してくれる彼女とかいる?電話した方がいいじゃない?」

頭をガクンと項垂れる志木君…

「熱 あるのかな?」

月夢は志木君のおでこに自分のおでこをくっ付けた。

「熱はないみたいだけど、顔が凄い赤いよ?どうしょう?」

フロアーで繰り広げられている一連の掛け合いを聞いていた人達は 苦笑いをして二人を見ていた…

(志木 頑張れ…)とみんな同じ事を思って…


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