* switch *
定時前になり、そわそわしだす。

よくよく考えると 今日翔君と二人きりで、初めてのデートだ。どうしょうか?何1つ 考えていないって今更ながら思う…

朝 翔君に会ったものの デートなのに この服装で大丈夫なのか?二人の時は 今までどんな会話をしていたか?

焦れば焦るほど 何も考えられなくなり、頭を抱え込む…

「何?朝倉気分でも悪いの?」

隣の志木君に心配されるほど 私かなり動揺してるみたいだ…

「///ごめんね…隣で訳わからない行動しちゃって。気分は悪くないから 心配してくれてありがとう。」

「志木君に聞きたい事があるんだけど…」

「うん、何?」

「///あのね…やっぱ ここで話すのは ちょっと恥ずかしいかな…みんな聞いてそうなんだもの…」

[ギクッと回りの席の人達は 少し焦る…気付かなければ また可愛い朝倉の癒しの会話が聞けたのに…と残念がって 仕方なしに仕事に集中するのであった]

休憩室の方へ志木君に連れ出され 私は志木君にやっぱり聞きたいから聞く。

[志木君は彼女さんと二人きりの時に 緊張したりしないの?]

[は?朝倉 聞きたいのは恋話?何…彼と一緒の時に緊張してんの?]

[///うん。ものすごく緊張しちゃって 全然慣れないの…]

[///彼氏羨まし過ぎ…こんな可愛い子 ずっと側にいるなんて…]

[朝倉…男はね 朝倉みたいな態度の子が大好物だから、何も考えずに いつも通りにしたらOKだよ…]

[ホントに?絶対?]

[ああ、俺なら抱きしめちゃうな…今も飛び付きたい位に可愛いし…]

[志木君ありがとう。私、無理せずに頑張るよ…]

志木の手を掴み ブンブン振りながら ニコニコと笑い頑張るという月夢に、志木はノックアウト。骨抜きにされていたのであった…


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