プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
今は多分違う。


だってこうして可愛い彼女がいるんだもん。


「あの……」


「ん?」


震えた声を出すと、彼女は綺麗顔を私に向けた。


敵わない……


敵わないよ……



「矢吹くんのことよろしくお願いします。」


「えっ!?野村さん!?」



私は彼女から背中を向けて、走り出していた。


矢吹くんに聞かなくてもわかっちゃった


あの人は……矢吹くんの彼女。
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