プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
まさか……


見られてたのか?


それだったら避けられていたとも
つじつまが合う。


「つまりだ。大也、お前のせいってことだな?」


「そうなるのかな?」


大也をギロリと睨むと、奴は苦笑した


笑い事じゃねーよ。


そう……


俺が有香を抱き締めていたのは
ただの芝居。


頼まれたんだ。こいつに。


実はこう見えても、大也は演劇部。


今週に控えた演劇部の大会があるらしいのだが、大也は合コンで知り合った女の子と会う日が重なってしまったため、俺に頼んだというわけだ。




当然、最初は断った。


ハグのシーンとか、愛を囁くシーンがある!


冗談じゃないと思って断った


俺はひなちゃん以外の女の子にそんなことしたくねーから。
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