ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「じゃ俺も下のコンビニでお弁当買うから…ついて来てくれ」

伊集院さんは私を逃すまいと前に立ちはだかる。

彼の顔を見ると自然と頬に熱が集まり、心臓が大きな弾みをきかせ、ドクンと高鳴る。

「分かりました」


私は彼の買い物に付き合う。
彼の顔色も良く、すっかり元気になっていた。

一階のコンビニで、トンテキ弁当と緑茶のペットボトルを購入。

「何処で食べるんだ?間宮」

「普段ならウチの会社の休憩室ですけど…」

「そっか…じゃ俺のオフィスに来い」

「えっ!?」

彼は私を自身のオフィスに連れて行った。




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