ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「それ、クセのある味なんですよね…」

「飲んでみる?」

「一口だけ頂きます」

私は一口だけ飲んだ。このスモーキーな味。一口飲んで私の好みの味ではないと分かった。

「合いませんでした」

「その顔見れば分かる」

康秋さんは笑いながらアールベックを飲んだ。私は口直しに自分のモスコミュールを飲み、サーモンを口に運んだ。

「疲れた…」

康秋さんはソファに転がり、天井のライトを見つめる。

「食べないんですか?」

「少し休憩だ」

ソファに仰向けで転がった康秋さんはスマホを弄り始めた。

本当の恋人なら甘い雰囲気を作り、キス位するんだろうな…

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