内実コンブリオ

「てか、華ちゃん、あんた「すいません」は言うたらあかんって言うたやん」



ようやくブームは過ぎ去ったらしく、目に溜まった涙を拭う。



「…が、頑張ります」

「何を?」

「んなっ?!先輩が…」

「そこ、サボってないで仕事してちょうだい!」

「申し訳ありません!」

「へーい」



こんな日常が変わりなく続く。

自分は幸せだ。

こんな素敵な人たちに出会えた。

どうかこれ以上、足を引っ張らない様精一杯頑張りますので、見捨てないでください。

でも、人生というものはうまくできていて。

一ついいことがあると、次は悪いことがやって来る。

こんないいことに対立する悪いことって…?






第1章*第2話に続く。
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