フードドラッグ

平凡な日々という名の幸福

「ここのうどんってコシがあって、なかなか美味しいのよねぇ。私、わかめうどんにするわぁ。」


自宅から車で10分くらいの甘味屋「はんなり」で母の渚が言った。


「じゃあ、私もそれで言いかな。」

と従兄弟のみいちゃんも同じ物に注文が決まったみたい…。


自他共に認める優柔不断なあたし、理緒は今日もなかなか何にするか決められない……。


「本当にこの子は、いっつもこうなんだから…。」

と嫌味っぽく母が笑ってくる。

「しょうがないでしょ。メニューがこんなありすぎるのも悪いんだよ。人気メニューのランキングとかあったら分かりやすいのにぃ~。」

よく考えず注文して、後から後悔して不満に思うくらいなら最初に真剣に悩んだ方が、良いのにってあたしは思う…。


って昼御飯1つに皆そこまで考えないかもしれないね~笑。


「まぁ、納得いくまで、ゆっくり選びなよぉ~。」


みいちゃんが笑って言ってくれた。

「じゃぁ、やっぱわかめうどんにするぅ~。デザートも後で頼むし、さっぱり系が良い感じだねっ。」


結局、あたしは皆と同じわかめうどんにした笑。

最近、なかなか決められない時は一緒に食べる人と同じメニューにする事にしてる。

やっぱ他の人が頼む奴は無難だし、失敗がない気がするしね。

< 2 / 15 >

この作品をシェア

pagetop